何度も何度も嗅ぎたくなる香りが出来上がった。
秋の陽
グレープフルーツ
オレンジスイート
ネロリ
オレンジ色の木漏れ日の下
座って栞を指で手繰る
広げると秋の香り
始まりの春、駆け抜けた夏。
ちょっと一息つきたいな、、と思うと頬をなでる秋の風。
秋は次の私を創る時間。
それまで秋になると読みかけの本を一気に読んでた。
でも今はゆっくりと1日1章、1日かけて味わう。
本を離れても時々思い出している。
味わうって楽しい。
何でもスピーディーが良いって言われるけど味わうと旨味が出て1つを深く楽しめると知った。
「秋の陽」
この香りもまた何度も味わいたい香りだ。
初めにシトラスの爽やかな香りが包む。
でも次にグレープフルーツの苦みやオレンジの甘みが登場する。
残り香にネロリのフローラルとシトラスの合わさった香りが来て
シトラスなのかフローラルなのかと混乱するのに心地よい。
そしてもう一度、香りを体験したくなる。
きっとそれは秋のせいだと思う。
秋の、じっくりと時間を味わいたくなる雰囲気がそうさせていると思う。
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